【編集部の書き残し】僕青がアリーナを目指すまで #1
僕青は先日の「結成3周年記念 僕が観たかった『青空野外』ライブ2026」にて「豊洲PITを完売させたい!」という目標を宣言した。
この宣言はメンバーが決めたもので、今まで掲げてきた「アリーナに立つ」という目標から現実的な着地となったことはもちろん、その過程としての第一歩でもあると言えるだろう。
そこでゆなぶるでは、僕が見たかった青空がアリーナに立つにあたってはどんな会場がそのパス上にあるのかを考えようと思う。
振り返ると、昨年開催された2周年のワンマンライブではZepp DiverCity(TOKYO)はスタンディング2473人を完売させた。
秋ごろにはKT Zepp Yokohama(最大2146人収容)で僕青祭2025を開催。年末にTACHIKAWA STAGE GARDENでは全席指定で2448人収容だったが、どちらもソールドアウトには届かなかった。
来るアオゾラフェス2026は例年通り豊洲PITで一部座席を除きスタンディングで募集を開始。最大3103人収容となっている。また年末に開催が発表されている”2026ラストライブ”は、東京ドームのお膝下であるKanadevia Hallで全席指定で2471人 / アリーナスタンディングで3190人と決して高望みではないし、埋めなければならないという強い意志を感じる。
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2026年前半の僕青
2026年は結成3周年記念 僕が観たかった『青空野外』ライブ2026に至るまで、春ごろより2度目の全国ツアーを開催。
全公演が昨年と同様の会場となったが、むしろそれがファンの足を遠ざけるものになったとも考えられ、昨年はスタンディングで実施した会場も座席を入れる施策が取られるなど僕青全体として2025年までの勢いとは異なりトーンダウンするものとなった。
とはいえ、このツアーを通じて悪かっただけかと言えばそうではない。
2026年に入ってからは撮影可能タイムを本格化させ、ツアーを通してはコール&レスポンスなどを強化した。これまで演者側からの一方的なライブ(平面的なライブ)から、全員で盛り上がる・惹き込む世界観は雲組公演で培ったものが活きたものだったと言える。
ライブ前にはコールレクチャー動画を公開し、ライブ後には僕青撮影部や撮影可能タイムの収められたファンから見た”かわいい僕青”がタイムラインを駆け巡る。
その日だけじゃない楽しさや喜びが徐々に増えているのも今の僕青の魅力になっている。
僕青が目指すアリーナの手前にある目標は?
話しは逸れたが、僕青が今後目指していくであろう会場は以下の通りだろう。
・パシフィコ横浜 国立大ホール(5002席)
・横浜BUNTAI(約5000席)
・東急ドレッセ とどろきアリーナ(最大6500席)
・東京ガーデンシアター(最大8000人収容)
・幕張メッセ イベントホール(最大9000人収容)
※東京国際フォーラム ホールAについても5000人規模会場であるが、2030年まで全館改修に伴う休館日が発表されている。
この中では男子プロバスケットボールリーグ(B.LEAGUE)川崎ブレイブサンダース「川崎青春応援Games」にて東急ドレッセ とどろきアリーナに、「ENA K POP UP CHART SHOW : GIRLS EVOLUTION」にて横浜BUNTAIにそれぞれ立った実績があり、どちらも普段はB.LEAGUEのアリーナとしても使用される会場で客席のレベル感(視座)が良く、センターステージの導入や客降り等のこだわったライブ演出も非常にしやすい会場だ。
業界全体としてライブ会場不足問題は依然としてあるものの、バスケットボールアリーナでは6月にシーズンがなく、周年では使用できる可能性も高いと考えられる。
アリーナ公演の定義・意義
僕青が2024年頃から目標として掲げ続けている「アリーナ」。では、具体的にどのような会場を指し、そこに立つことにはどんな意味があるのだろうか。
まず頭に浮かぶのは「横浜アリーナ」や「さいたまスーパーアリーナ(SSA)」だろう。しかし、同じアリーナと冠していても、この2つの規模感には大きな開きがある。
- 横浜アリーナ: 最低 12,000人 〜 最高 28,000人収容
- さいたまスーパーアリーナ: 最低 12,500人 〜 最高 37,000人収容
この2会場の規模感をベースに、この記事におけるアリーナの定義の軸をおよそ12,000人以上、37,000人未満を動員できる屋内会場(※同規模であっても、ドームやスタジアムの名前を冠する会場は除外)と設定してみる。
定義に該当する、僕青が将来的に目指す「アリーナ会場」
上記で設定した「12,000人以上」という定義を基準に、僕青が将来的に単独ワンマンライブの目標として見据えることになる、首都圏の代表的なアリーナ会場を具体的に整理してみたい。
有明コロシアム(約10,000人)
- 開閉式屋根を持つ全天候型のセンターコート仕様。テニスの聖地として有名だが、360度すり鉢状に囲まれた客席はどこからでもステージが見やすく、独特の圧倒的な一体感を生み出せるアリーナ。
京王アリーナTOKYO(旧:武蔵野の森総合スポーツプラザ / 最大約10,000人)
- 2025年5月にネーミングライツにより改称。近年、多くのアイドルやアーティストの大型ライブで重宝されている最新鋭の多目的アリーナ。最寄り(飛田給駅)からのアクセスも良く、登竜門として外せない選択肢。
ぴあアリーナMM(約10,000〜12,000人)
- 音楽ライブ専用に作られた、極めて音響と視認性の良い民間アリーナ。縦長でスタンドの傾斜が強く、アリーナワンマンの「最初の登竜門」として多くのグループが目標にする場所。
日本武道館(約10,000〜14,400人)
- 八角形の構造で、どの席からもステージが見やすい「ライブの聖地」。12,000人規模の境界線上に位置し、アリーナクラスの単独公演を語る上で絶対に外せない記念碑的な会場。
国立代々木競技場 第一体育館(約13,000人)
- 数々のアイドルやアーティストが伝説的なライブを残してきた、歴史ある「アイドルの聖地」の一つ。
有明アリーナ(最大約15,000人)
- 近年の東京圏における大型ライブの主要会場として定着した、最新鋭のエンターテインメントアリーナ。
横浜アリーナ(約17,000人 ※客席レイアウトによる)
- 音響、演出の自由度、アクセスの良さ、どれをとっても日本屈指の一大アリーナ。ここに単独で立つことは、名実ともにトップグループの仲間入りを果たした証明となる。
Kアリーナ横浜(約20,000人)
- 「音楽専用」として誕生した世界最大級のアリーナ。全席がステージの正面を向く扇形のシート配置と圧倒的な音響設備を誇り、現在の音楽シーンにおいて象徴的な超大型アリーナ。
幕張メッセ 国際展示場1〜8ホール(1ホールあたり約10,000〜15,000人 / フラット仕様)
- ※なお、同敷地内の「イベントホール(最大9,000人)」はアリーナ手前のミドルステップに位置するが、国際展示場の複数ホールをぶち抜いて使用する場合、数万人規模を動員する超巨大アリーナへと変貌する。
さいたまスーパーアリーナ(約12,500〜37,000人)
可動式の壁(コミュニティ、アリーナ、スタジアムモード)によって規模を柔軟に変えられる、国内最大級の屋内アリーナ。
アリーナ公演の意義
僕青がこれほどまでに「アリーナ」という巨大なステージにこだわる理由はどこにあるのだろうか。その意味を紐解くには、彼女たちの出自に立ち返る必要がある。
僕が見たかった青空は、大人数アイドルカルチャーを牽引してきた秋元康氏が手掛ける「がんばれ!ニッポンのアイドル」プロジェクトの第一弾として産声をあげたグループであり、国民的アイドルである「乃木坂46の公式ライバル」というあまりにも大きな看板を背負ってデビューした。
日本のアイドルシーンの頂点に君臨するライバルと同じ目線に立ち、肩を並べること。それこそが彼女たちに課せられた宿命であり、その確かな証明となる境界線こそが、まさに1万人以上を動員する「アリーナ公演の成功」なのだ。
またそれがグループが存在する意味で意義だと私は考えている。
編集後記
この記事を書き始めた頃は、河口湖(野外ライブ)の興奮冷めやらぬ時期だった。しかし、筆を執り進めている今は、ちょうど「僕青夏祭り」が幕を閉じた頃だ。
正直なところ、客観的な来場者数の推移は測りかねる部分もある。爆発的に増えたわけでも、かといって目に見えて減ったわけでもない。ただ、“夏祭り”というコンセプトイベントとして、これまで彼女たちが積み重ねてきた魅力を活かしつつ、確実にブラッシュアップされた部分を感じる場面が多々あった。
そして何より、ライブパートにおけるファンの姿が印象的だった。
メンバーの一挙手一投足に目をキラキラと輝かせ、全力で楽しむファンの熱量は、外から見える数字以上の強さを持っていた。この「相思相愛」とも言える空気感こそが、今の僕青のライブが持つ最大の魅力なのだと改めて実感させられる。
次の大きな節目である「アオゾラフェス」までは、約1ヶ月半。 これから夏本番、外部イベントへの出演も増え、ワンマンとは一味違う、アウェイな環境で戦う僕青の姿を見る機会も多くなるだろう。しかし、そこで目の前の一つひとつのステージをメンバーとファンが一体となって全力で楽しむこと。その楽しそうな「空気感」の輪をじわじわと広げていくことこそが、結果として全体の雰囲気を変え、アリーナへ続く動員増の確かな一歩になるはずだ。そして、そうした積み上げの先にグループが目指す「アリーナ公演の実現」があると確信している。
