【Cpt's room】豊洲間近の対バンで『誰愛』カバーは是か非か。TIF現地参戦者から深夜に届いた通話で代表が泣いた日。

 豊洲PITへ向けてのコラムシリーズ第2弾です。第3弾も近日公開です。

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 先日開催された『TOKYO IDOL FESTIVAL 2026』に僕が見たかった青空は主催者推薦で4年連続出場1となった。前3年はいずれも単独での出場発表だったが、今年は他の地域代表アイドルとの並列での発表に「いよいよ来年は危ないか・・・」という危機感もあった。しかし、主催に近いフジテレビとの縁もあってか(は知りませんが)2年ぶりの『メインステージ』とされるHOT STAGEでの出場を勝ち取った。

 18時30分。ULTRAS幹部チャットにTIFの一報が入る。こともあろうに昨夏の単独アオゾラフェス2025で突如披露して「時代錯誤」と一蹴された坂道AKBのカバーである『誰のことを一番 愛してる?』を1曲目でやったと。当然の如く「2年前2と変わっていない」として論ずるに値しないというのがすぐさま共通認識となった。対バンにおけるカバー曲披露としてはULTRAS(一応代表個人的な意見)としては当然『非』以外ないのである。理由は単純明快で『大一番に自分の持ち曲で勝負できないアイドルなどそもそもステージに立つ資格などない』。ましてやメインステージなら尚更だろう。

 だが、僕青を擁護するわけではもちろんないのだが、翻って考えてみてほしい。僕青の4年目の立ち位置はどうであろうか。そもそも、このメインステージに立つ資格はあるだろうか?残念ながらこれといった代表曲など存在しない。『空色の水しぶき』?いや現場ファンならそうだけど・・・それか映画館に行くアニオタの方々だけ。

 2018年のサッカーワールドカップ・グループステージを思い出してほしい。日本代表は世界ランク当時61位、他はポーランドが8位をはじめコロンビア16位・セネガル27位と遥かに格上、つまりは敗退筆頭候補であった。しかしコロンビアにまさかの勝利、セネガルにも引き分けて3試合目。敗れても他会場次第では勝ち抜けの可能性がある場面。勿論目の前の相手から勝ち点3を奪えば勝ち抜けだ。しかしそれが不可能と判断した西野監督、現状のまま両会場が終われば勝ち抜け。そして他会場の結果に全ベットする手段に出てノックアウトステージへの切符を手にした(当然その後1回戦敗退でしたが)。敗色濃厚の中でも次のステージへ勝ち抜けるためには綺麗事言っている場合ではない。手段を選んではいけないのだ(もちろんルールの中で、という話ですが)

 今の僕青はまさにこの状況に似ているのではないかと。既に結成4年目に入り、完売を目標に掲げる豊洲PIT単独が間近に迫っている。河口湖とはわけが違う3。場所で言い訳などできない都心ド真ん中の日曜開催だ。ここでまた集客で惨敗を喫すれば、この先にステージが用意されることはないかもしれない。

 まず興味がない、もう出会わないかもしれない人間に対して「覚えてもらう」「意識の片隅に残してほしい」そのために切れるカードは何だろうか?
 よく『大型対バンではAセットで挑むのが定石』と言われる。ここで言う『Aセット』というのは「対バンに通っているオタクなら誰もが知っている」ような代表曲中心のセットのことを言う。しかし僕青に代表曲は存在しない。対バンで見てる人が知っている曲と言われてもそもそも対バンなんか今年までCX主催ぐらいでしか出ていなかった。勿論自分の曲で勝負したいが、それより圧倒的に知名度が強い4楽曲で注目を引くのは苦肉の策であっただろう。

 事実、現地参戦した方の感想を見る限り「まあ、僕青ならそれもやむ無しか」と『是』のほうが多いのである。
 ※それでも「YouTubeでDance Practiceまで出すのはさすがにどうなんだ」という意見も散見された

 ところで、TIF現地で後枠のために耐久していたULTRASオブザーバーの某氏が初めて僕青を見たということでこの日の深夜に話を伺ったが「僕青はやれていた」とのこと。「通っていない以上明確な評価は差し控える」と前置きしたうえで、「集まった僕青のファンはこのアウェイでなんとかしよう、声出しに来たぞという気持ちがあったのか、しっかり声を出せていた」「最前マシマシ勢は全員しっかりマサイしてて神」「ただ、この雨でステージに集中はできなかった」との感想を頂いた。酒が入ってたのもあったが、そこそこ長い期間通ってきてた人間としてこの感想を聞いてさすがに泣きそうになった。

 「もう少し僕青を見たい」と言ってきた彼に対して「じゃあ8/30アオゾラフェスどうですか」を酒に酔って意識が遠のく中で言ったことは言うまでもない。ただ、一見さんに額面8300円をお勧めするのは、いくら身内でもさすがに気が引ける。推しメンとチェキが主に関東に多い2000円現場なら4枚、それ以外の1500円現場なら5枚撮れてお釣りが来る。その金額に見合うパフォーマンスが直近1年はともかくとして、昨春〜夏は「全くできていなかった」のも事実として自分は知っている。だからこのチケ代を提示するのは気が引けた。僕青が本気で埋めたくて手段を選ばないのなら、いっそ1000円とかそのレベルの招待チケットとかあればいいんじゃないかなとか思ったりもした。

 それでも、8300円を払ってもらって8月30日に豊洲PITに来ることを決めた人間が1人でも釣れたら、この愚策とも言える戦略も間違いなく正しく「勝ち」と言えるのではないだろうか。

 #初めて本気になれる夏 と題してこの夏の動向を追っているが、この原稿を書いている時点で残り2週間。果たして悲願は成就するだろうか。

文責:ゆなぶる/青空ULTRAS代表 Captain F.


  1. TIF公式には昨年は青空組・雲組2グループでそれぞれ『初出場』扱いとなっており、厳密には『2年ぶり3度目の出場』と書くべきだが、出演の実態からしても4年連続と書いて差し支えないだろう。 ↩︎
  2. 2年前は同じメイン格ステージであるHOT STAGEで乃木坂46の代表曲『制服のマネキン』をカバーしている ↩︎
  3. ただし、公式ではバスツアーも準備されていた(なお3コース中1コースは最低催行人数未達となった情報が入っている)ことや、18時終演予定であり公共交通機関も最寄りの河口湖駅まで徒歩30分、富士急行線は1時間2本ながら東京都心への終電は21時16分、埼玉~東京近郊であれば特急課金なしで24時過ぎには帰宅可能。名古屋まででも乗り換えはイレギュラーになるが当日中の到達が不可能ではない。このことから、集客が伸び悩んだことを場所のせいにするのは的外れだというのが代表の立場。ちなみに団体構成員でファクトに対する考え方が違うのはよくあることである。 ↩︎
  4. というのだが、坂道AKBもAKB48シングルのカップリング楽曲なのでそこまで当時人気があったかは疑問符である(代表自身10年前は秋元アンチだったのでそこまで流行ってたかどうかの状況に疎い)。だがそれでも今の僕青に比べたら、だろう。 ↩︎

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